
この写真も夏至の頃無理やり撮った一枚。まだ5時前だったのは確かだが、まだ車の免許も持っていない当時。どこで寝てどうやってここまで行ったのかはまったく記憶にない。
仙山線 面白山高原~山寺にて 〈ネガフィルムにて撮影〉

かつて東北特急の補佐的役割で長距離旅行者の足となった交直流急行型電車。晩年は東北・常磐線のローカル運用に就いていた。横浜在住の私にとって急行型電車と言えばやはり165系の方が馴染んでいたため、あまりこの車両とは縁はなかったようだ。
常磐線 末続~広野にて 〈ネガフィルムにて撮影〉

そういえばこんな列車も撮ってたっけ、と思わずセレクト。このコマの前後には同じくED75 700番台牽引の江戸も写っていた。「ジョイフルトレイン」と名乗って欧風・和風に改造された列車たちが各地で活躍していた頃。今や「ジョイフルトレイン」という言葉自体死語になっていそう。
東北本線 金谷川~南福島にて 〈ネガフィルムにて撮影〉

今こんな列車が走ったらイベント列車か、と勘違いしてしまいそうだが、当時は日常の出来事だった。列車番号は失念してしまったが、この列車は上り列車で折り返し湯沢から下り列車になるため機回しを省くためこのような列車が運行された。このご時世、10両編成もの列車を地方で見ることすらほとんど稀なのに、しかも機関車のプッシュプル。やはりイベント列車と勘違いしてしまいそうだ。
奥羽本線 醍醐~柳田にて 〈ネガフィルムにて撮影〉

奥羽本線に入ったあけぼのはDE10からED75にバトンタッチ。やはり板谷峠に慣れ親しんだ者からすれば小柄な印象を持つED75だが、奥羽本線の平坦区間を軽やかに走り去っていく。願わくはもう一度この姿を見てみたいものだ。
奥羽本線 醍醐~柳田にて 〈ネガフィルムにて撮影〉

夏至のこの時期、普段なかなか撮れない列車の走行シーンを撮れる数少ないチャンス。今はなき陸羽東線経由のDE10重連で牽引する寝台特急あけぼのも注目されていた列車の一つだ。本当はもっと撮りたかったのだが当時高校生の身分ではそうそう撮れる列車でもなかった。
陸羽東線 東長沢~長沢にて 〈ネガフィルムにて撮影〉

奥深く静かな山谷、雄大な川霧が一層の静けさを醸し出す。
只見線 会津水沼~会津中川にて [RDPⅢにて撮影]