
夜明け前の駅に停車中の始発列車。普段は只見始発のこの列車、冬季間は雪深い峠の運行を避け、ここ大白川駅始発となっている。
只見線 大白川駅にて [RDPⅡにて撮影]

対向列車に乗っていた少女と出会った。彼女もこちらに気づいて笑ったり不思議そうな顔をしたり。窓は開かないのになぜか通じ合った。わずか1分程度の出会いだった。
日高本線 日高門別駅にて 【D70sにて撮影】

名所日高昆布の干し場の海岸を行く。日高昆布干しは丸石が敷き詰められた日当たりのいい干し場で短時間でパリッと干し上げる。この日は天気も悪く日差しも期待できないので干している昆布も少なかった。もっとも本来は7月から9月の天気の良い日が収穫期なので少ないのは仕方ないが。
日高本線 東町~日高幌別にて 【D70sにて撮影】

ローカル線で英文の本を読みふける婦人、目的地までの時間は静かに読書で過ごす。
日高本線 車内にて 【D70sにて撮影】

石狩平野の田園地帯に小じんまりとした無人駅で乗り降りする人はやはり見当たらなかった。札沼線浦臼から新十津川までの間は一日三往復しか列車はないので鉄路の存在の意味も薄れて感じてしまう。
札沼線 於札内駅にて 【D70sにて撮影】

札沼線末端区間で唯一交換設備のある石狩月形駅。始業開始前にちょうどいいダイヤに設定されているのか、朝の通学時間帯は石狩当別からの列車、浦臼からの列車から多くの高校生が降りてくる。寒さにも負けず甲高い元気な話し声が駅構内に響いていた。
札沼線 石狩月形駅にて 【D70sにて撮影】

峠を越え後志地方に入るとさすがに雪は深くなる。倶知安駅で数少ない乗客を乗せ小樽・札幌へと向かう。かつての本線ルートもローカル線へと転落してしまったが、北海道新幹線が札幌へ延伸するとこのルートは再び脚光を浴びる。しかし在来線の鉄路存続は厳しいのが現状だ。
函館本線 倶知安駅にて 【D70sにて撮影】