 恐らく夕張の街へ買い物もしくは病院に出かけた帰りなのか、世間話に夢中になっているご婦人。少ない本数ながら地元の足になっている普通列車は大切な存在だ。 石勝線 十三里駅にて 【D200にて撮影】
 石勝線内は特急しか走っていないので新得と新夕張の相互駅間で乗降しなければならないが特例で一日散歩きっぷでも乗れる。早速先頭展望で前方風景を楽しむ。雄大な風景も楽しいが、スラブ軌道のトンネルを激走する風景が楽しめるのも先頭展望ならでは。 石勝線 オサワ(信)~東オサワ(信)にて 【D200にて撮影】
 幾寅駅と言えば高倉健主演の映画「鉄道員(ぽっぽや)」の舞台となった駅。駅前にはロケセットの一部や映画で使われた車両の先頭部分が保存されている。今もこの「幌舞駅」に降り立つ観光客は多い。 根室本線 幾寅駅にて 【D200にて撮影】
 函館本線朝一番の旭川行き列車内にて。この日は土曜日、おそらくオールナイトで遊んでいたのだろう、と容易に想像がつく。札幌近郊の駅で降りるつもりだっただろうが、あまりにも爆睡していてケータイの着信音が何度鳴っても起きる気配なし。彼とは滝川までご一緒だった。 函館本線 岩見沢駅にて 【D200にて撮影】
 シェルターから飛び出してきたのは183系特急とかち。振り子式283系が多数を占める中国鉄型車両ではスピードに差が出るのは明らか。近い将来261系1000番台に置き換わる計画があり、183系特急とかちの活躍もあとわずかであろう。 石勝線 滝ノ沢(信)にて 【D200にて撮影】
 トマム駅を発車するとしばらくして長いトンネルに入る。そして出たところがここ串内信号所だ。そしてここからしばらく走ると根室本線と上落合信号所で合流し新狩勝トンネルを越えて新得に至る。「スーパーおおぞら」はカーブでもスピードを落とさずに信号所を通過し、一瞬で構内を走り去っていった。 石勝線 串内(信)にて 【D200にて撮影】
 スキー臨として冬に運転される「トマムサホロスキーエクスプレス」。運転当初はトマムサホロエクスプレスを使用していたが、同車引退後クリスタルエクスプレスで運転。シルバーボディの展望車付き車両は人気の的だ。定期特急にはない魅力がある。 石勝線 串内(信)にて 【D200にて撮影】
 石勝線の多くは高規格な線路が敷かれ高速運転を可能にしている。写真の新夕張~楓は元々夕張線の枝線でもあり歴史はあるが、もちろん当時は高架橋ではなく山を縫うように旧線が静かに眠っている。現在の楓も選炭場で賑わった面影はなく駅もやがて信号所に格下げすることに。 石勝線 新夕張~楓(信)にて 【D200にて撮影】
 定刻より5分ほど遅れて特急とかち4号がやってきた。通常は5両程度の編成だが、連休もあって可能な限り増結して特急らしい編成でやってきた。写真後ろの高架橋は道東自動車道。現在は夕張までしか開通していなく、道央~道東のルートはやはり石勝線に軍配が上がるがもし全通したら都市間バスや自家用車が特急すら脅かす存在になるのだろう。 石勝線 追分~東追分にて 【D200にて撮影】
 高架橋を轟音と共に一瞬で駆け抜けるスーパーおおぞら。特急名にふさわしく青空バックに撮影。太陽光のギラリも手伝って思惑以上のカットが撮れた。 石勝線 西早来(信)~追分にて 【D200にて撮影】
 新千歳空港にほど近い跨線橋より流し撮り。やってきた先頭車は「海坊主」と呼ばれる100番台。レアな車両なだけに正面から撮りたかったが、バックの霧氷がきれいだったので敢えてサイドを選んだ。 石勝線 南千歳~駒里(信)にて 【D200にて撮影】
 待合室から一段低い位置に乗り場のある姫川駅。元々信号所だったものを駅に昇格しているので、このようにバリアフリー完全無視な構造になっている。もっともこの駅を利用する人は一日数人程度か、もしくはゼロか?列車もまた乗客ゼロだったのでまさに音一つ聞こえない「静寂の停車場」だった。 函館本線 姫川駅にて [RDPⅡにて撮影]
 雄大な釧路湿原、そこをたった一両の気動車が軽やかに進む。夕刻になると凍りついた湿原に赤みを帯びた色が加えられ、昼間とは違う光景に出会える。今晩も冷え込むのだろう。 釧網本線 塘路~茅沼にて [RDPⅡにて撮影]
 いくつもの峠を越え間もなく終着の網走に到着する列車。石北本線は北海道の屋根を横断し、北見峠や常紋峠などいくつもの難所が待ち構える。そして北見を過ぎ美幌手前でも小さな峠を越える。いくつもの峠を乗り越え終着駅にたどり着く喜びを感じることができるだろう。 石北本線 緋牛内~美幌にて [RDPⅡにて撮影]
 風のない寒い朝、細かい氷の結晶を撒き散らし、お座敷列車「くつろぎ」が静かにやってきた。北海道内のジョイフルトレインの先陣を切ってキハ56型を改造したお座敷列車で、地味な存在ながら道内各地で活躍していた。ただあまりカメラを向けなかったのが今となっては非常に悔やまれる。 石北本線 愛別~中愛別にて [RDPⅡにて撮影]
 この建物は物置小屋ではなく立派な駅の待合室だ。駅前に通じる道がないので迎えに来る人は車から歩いて駅にやってこなければならない。この女性も列車が車で待合室で静かに列車を待っていた。 札沼線 豊ヶ岡駅にて [RDPⅡにて撮影]
 石狩地方の北部は雪が降りやすい。この日も朝から断続的に降り続き、少々遅れながら石狩月形駅に到着。街で買い物をしたのだろうか、親子が列車から降りてきて雪降る駅で白い息を立てていた。 札沼線 石狩月形駅にて [RDPⅡにて撮影]
 放射冷却で気温の冷えた朝は息が凍る。そんな朝はいろんなシチュエーションに出会うことができる。最近はロングシート型731系の導入で札幌近郊では活躍の幅が狭まった711系も白煙をなびかせ駅にやってきた。 函館本線 白石駅にて [RDPⅡにて撮影]
 湯瀬渓谷を行く快速八幡平。この日やってきたのは唯一の未更新キハ52。前面強化もされておらず、更新を示す赤鬼の塗りわけではないので白銀の世界ではあまり目立たない。 花輪線 湯瀬温泉~八幡平にて 【D200にて撮影】
 着雪の美しい林を見つけスタンバイ。やってきたのは国鉄色キハ52。列車の来る直前に雲の切れ間から太陽が顔を出し一気に露出が上がる。雪原で露出オーバーになるのは致命的なのでとっさに補正。 花輪線 末広~土深井にて 【D200にて撮影】
 大きなカーブを描いて雪煙を巻き上げながら列車はやってきた。バックの木々も良い感じに着雪していてようやく冬らしいカットを撮ることができた。ここは花輪線の中でも有名撮影地の一つであるが実はこの場所に行ったのが今回が初めて。 花輪線 末広~土深井にて 【D200にて撮影】
 リクライニングシートを装備したキハ58よねしろ色が吹雪の朝をついてやってきた。正確に言うと今回のダイヤ改正で花輪線における国鉄型車両は全廃ではなく、秋田直通のこの列車一本のみキハ58のまま残る。しかしこの車両もいずれは置き換わるだろう。 花輪線 柴平~十和田南にて 【D200にて撮影】
 峠へと消えてゆく列車を望遠レンズで狙う。かつてSLの難所として知られる龍ヶ森の峠は今も変わらず、古豪のキハ52がフルエンジンで挑む。 花輪線 松尾八幡平~安比高原にて 【D200にて撮影】
 分水嶺の峠付近はまさに雪がやむことなく降り続いていた。何も音がしない中、集中してファインダーを覗いているとヘッドライトが飛び込んできた。 花輪線 横間~田山にて 【D200にて撮影】
 来月のダイヤ改正でキハ110型に置き換わる花輪線の国鉄型車両たち。暖冬の影響で雪が少ない中、久々の降雪ということで急遽撮影に出かけた。この日まず撮影したのは快速八幡平、キハ58が四両編成でやってくる花輪線のスター的存在。運用の偶然が重なったのか、国鉄急行色のみの正調編成でやってきた。 花輪線 赤坂田~小屋の畑にて 【D200にて撮影】
 山から下りてきた気動車、ホームでは雪だるまがお出迎え。 花輪線 荒屋新町駅にて [RDPⅢにて撮影]
 大館発盛岡行きの快速八幡平はキハ58の四両編成でやってくる。うまくいけば国鉄急行色だけの編成も拝めるが、そう滅多にはない。うまく運用が組めれば国鉄急行色のみの正調編成を見ることができる。 花輪線 荒屋新町~横間にて [RDPⅢにて撮影]
 沿線では時折萱葺き民家を見かける。しかし大多数がすでに廃屋となっている。数少ない現役の萱葺き民家に遭遇すると、人間の温かい生活感を感じてならない。 花輪線 赤坂田~小屋の畑にて [RDPⅢにて撮影]
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