 初夏と言うのに相応しい清々しい天気のこの日、会津の山々に汽笛が鳴り響いた。初夏らしい光景かどうか判断に迷うが菜の花を見つけ、力工する蒸気を撮影。試運転ながら多くのカメラマンが駆けつけ盛んにシャッターを押していた。 カメラ : Nikon D3撮影地 : 只見線 会津坂下~塔寺にて
 最近 只見線を撮影しても日が暮れたら別の場所に移動することが多かったので、この日のように終日 只見線にいられたのは随分久しぶり。特に静けさの漂うブルーモーメントの時刻は答えようのない感情が募る。 カメラ : Nikon D3撮影地 : 只見線 会津水沼~会津中川にて
 夕暮れ時、会津美里町にある蓋沼公園に上がった。閉門時間だったのでゲート外に車を置き、管理者に断りを入れて高台より撮影した。会津盆地の田畑に水が入った直後だったのでパッチワークな光景にしばし見とれてしまった。 カメラ : Nikon D3撮影地 : 只見線 会津高田~根岸にて
 年々桐の花の咲く時期が早くなってきているような気がする。私が初めて桐の花が咲く時期に 只見線を訪れたのが6月上旬。この写真を撮った時は、実は大部分がすでに枯れていて絵になる木が少なかった。 カメラ : Nikon D3撮影地 : 只見線 会津坂本~会津柳津にて
 会津坂下の杉踏切周辺を散策するとルピナスが植えられているのを見つけた。北海道ではよく見かけるが東北では意外と見つけづらい。ピンクと紺の色づきが初夏の光景に彩りを加えた。 カメラ : Nikon D3 撮影地 : 只見線 会津坂下~塔寺にて
 第一鉄橋は午前9時前後にやって来る時間帯が好きだ。山頂まで登ると鮮やかなライトグリーンの光景が出迎えてくれる。この日はほとんど無風だったのできれいな水鏡が列車を映してくれた。 カメラ : Nikon D3撮影地 : 只見線 会津桧原~会津西方にて
 第一鉄橋を望む俯瞰のポジションからちょっとカメラの方向を変えると会津西方駅近くの集落を行く列車を見ることができる。構図にはうまい具合に山藤も入り、初夏らしく捉えられたカット。 カメラ : Nikon D3撮影地 : 只見線 会津西方~会津宮下にて
 会津川口始発一番列車422D。平日は学生輸送のため 只見線最長の4両編成でやって来る。この時期、第三鉄橋は山の奥からそっと朝陽が射し込むが4両全て日が当たることはほんの一瞬だけ。 カメラ : Nikon D3撮影地 : 只見線 会津宮下~早戸にて
 山あいを走る 奥羽本線板谷峠区間でも意外と川を渡るのは少ない。代表的なのは庭坂~赤岩の松川鉄橋と関根駅近くの羽黒川。しかし水面から渓谷のような光景を撮れるのはここだけ。羽黒川の源流なだけに水はきれいだ。 カメラ : Nikon D3撮影地 : 奥羽本線 大沢~関根にて
 赤岩駅を発車し板谷に向かう列車は下り線は第二赤岩・第三赤岩トンネルと短いトンネルを潜る。李平俯瞰から眺めるとその様子が良く分かる。上り線は長い大日向トンネル。 カメラ : Nikon D3撮影地 : 奥羽本線 赤岩~板谷にて
 車でも簡単に行け、駅からすぐに板谷峠らしいシーンが撮れる板谷駅シェルター飛び出し。ここで幾度となく400系を撮影した。しかし400系も間もなく引退、この絵も貴重になってゆく。 カメラ : Nikon D3撮影地 : 奥羽本線 板谷駅にて
 板谷峠で一番長い環金トンネルを過ぎると山あいは一層深くなる。急勾配を登る 山形新幹線はゆっくりと新緑のトンネルを抜け、そして列車が過ぎると小鳥の鳴き声だけが静かに響く。 カメラ : Nikon D3撮影地 : 奥羽本線 赤岩~板谷にて
 残雪の山を背景に人里のない赤岩を行く普通列車。画面右下には旧スイッチバック時代のホームの姿も。廃止されてずいぶん経ったと実感する。 カメラ : Nikon D3撮影地 : 奥羽本線 庭坂~赤岩にて
 上り一番列車が峠を下ってきた。かつての420列車に似たスジだが、当時撮った時はもっと太陽の光線が強かった印象もあるので若干遅めのダイヤか。それでもデーライトの光線ながらの新緑の美しさが目いっぱい眼目に広がった。 カメラ : Nikon D3 撮影地 : 奥羽本線 庭坂~赤岩にて
 庭坂大カーブを俯瞰する黄金坂俯瞰より庭坂駅方面にレンズを向ける。朝のもやった情景の中新庄始発一番の上り列車が静かに通過していった。 カメラ : Nikon D3撮影地 : 奥羽本線 庭坂~赤岩にて
 いつも桜を目標に沿線に出向くため、意外と見落としがちなのがりんごの花。こんなに満開のりんごの花を見れたのはずいぶん久しい。秋になればここも見事な赤い実がなることだろう。 カメラ : Nikon D3撮影地 : 飯山線 信濃浅野~立ヶ花にて
 新緑の中の菜の花畑、目を瞑れば田んぼに注ぐ水のせせらぎの音も聞こえる。何時間も聞きながら列車を待つことができる、まさに至福の時だ。 カメラ : Nikon D3撮影地 : 飯山線 西大滝~信濃白鳥にて
 菜の花で有名な信濃平駅。列車が来る時刻になるとホームには多くの乗客で賑わいの声が響く。黄色の花畑に軽快気動車が入るとよりポップな印象を受けるのは私だけだろうか。 カメラ : Nikon D3撮影地 : 飯山線 信濃平にて
 沿線の桜はほぼ終わったかと思っていたが、新緑の木々にまぎれてピンクの花を咲かす桜を発見。皐月の風に誘われて里の春を切り取ることができた。 カメラ : Nikon D3撮影地 : 飯山線 戸狩野沢温泉~上境にて
 男の子がおばあちゃんの手を引いてお散歩。そろそろ列車の来る時刻。踏切を渡ってこちらに向かって歩いている最中に踏切が鳴った。男の子は慌てて線路へ逆戻り。毎日見ているであろう 飯山線の列車が見れてご機嫌だっただろうか。踏切の向こうにはお母さんの手にひかれた弟君の姿も。 カメラ : Nikon D3撮影地 : 飯山線 森宮野原~足滝にて
 雪深い里にも春の訪れが。木々が一斉に芽吹き桜も彩を見せる。ライムグリーンの景色が眩かった。 カメラ : Nikon D3撮影地 : 飯山線 森宮野原~足滝にて
 心地良い朝を迎えた。まだひんやりとする空気を深呼吸して体内に取り入れる。耳を澄ませば遠くの川からせせらぎの音も。新緑の艶やかさも手伝ってこの上ない光景に大満足。 カメラ : Nikon D3撮影地 : 飯山線 横倉~森宮野原にて
 折り返し阿字ヶ浦始発も大勢の家族連れで賑わっていた。新型車両は前面展望もある特等席、子供たちの楽しそうな表情は窓越しにも伝わった。 カメラ : Nikon D3撮影地 : ひたちなか海浜鉄道 磯崎~阿字ヶ浦にて
 女の子たちが流れ行く車窓を眺めながらワイワイお話。そんな中男の子一人が話についていけず取り残されていたような…。負けるなよ~! カメラ : Nikon D3撮影地 : ひたちなか海浜鉄道 車内にて
 終日晴天に恵まれたこの日、イベントだからということもあるだろうが本当に多くの家族連れが列車を利用していた。特別に三両編成となった列車にはたくさんの歓声が響き、一緒に乗っているこちらも楽しい気分になった。せめて天気の良い休日はこんな光景をもっと見てみたい。 カメラ : Nikon D3撮影地 : ひたちなか海浜鉄道 那珂湊駅にて
 もう走ることはほとんどないかもしれない機関車がオブジェと化し子供たちの記念写真の場に。恐らく子供たちにとってはこのような機関車のデッキに立てる機会もそうそうないのでいい思い出になったことだろう。 カメラ : Nikon D3撮影地 : ひたちなか海浜鉄道 那珂湊駅にて
 那珂湊駅に着くとフラダンスのお出迎え。実際見るのは久々だったが、今ブームのフラダンスを駅で見れるとは思わなかったのでついつい見入ってしまった。 カメラ : Nikon D3撮影地 : ひたちなか海浜鉄道 那珂湊駅にて
 車内ではイベントを記念した物品販売も。美味しそうなお菓子だったような気がしたが、写真を撮るのに夢中でどんなお菓子だったのか覚えておらず…。 カメラ : Nikon D3撮影地 : ひたちなか海浜鉄道 車内にて
 茨城交通から ひたちなか海浜鉄道へ経営移管されて一周年を記念するイベントが行われた。この日JR常磐線に乗って勝田駅に着くと予想以上な賑わいがホームにあった。改札を通るとコーヒーの無料サービスもあり、うれしい限り。 カメラ : Nikon D3撮影地 : ひたちなか海浜鉄道 勝田駅にて ※今週分より ひたちなか海浜鉄道を題材とした写真は「第三セクターへの旅」にカテゴリーを移します。
 朝に撮影した桜を夕刻の頃再び撮影。夕焼けに染まる花びら、そして輝く車体。やってきた つばさはこれまた 400系。最後の最後でとても素晴らしい残照にめぐり合うことができた。 カメラ : Nikon D3撮影地 : 奥羽本線 米沢~置賜にて
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