
八月の中旬に現地を訪れたが沿線はすでに秋の気配も。ススキの穂が電車に届くくらい生長していたのには驚いた。もう少し経てばもっと輝かしい穂がなびくだろう。
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Nikon D3撮影地 :
奥羽本線 関根~米沢にて

朝の光に包まれて東京行きの上りつばさ一番列車が姿を現した。超望遠での圧縮効果でSカーブが軋むように表現。標準軌に改軌され枕木もコンクリートに変わって軌道強化されたとはいえ、新幹線車両が喘ぐような峠道には変わらない。
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Nikon D3撮影地 :
奥羽本線 大沢~関根にて

多気から名古屋までは快速みえに乗車。伊勢鉄道を経由するため残念ながら
紀勢本線の起点亀山駅には立ち寄れなかった。それでも和歌山市からグルッと紀伊半島を半周する旅は新鮮で面白かった。
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Nikon D3撮影地 :
紀勢本線 松阪駅にて

荷坂峠を過ぎ、伊勢の平坦線を辺りになると列車の速度も上がり、心地よい揺れが車内を包む。その揺れがまた眠りを誘う…。
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Nikon D3撮影地 :
紀勢本線 車内にて

紀伊長島を出発すると今までの海辺の風景から一転、深い山の風景に変わる。紀州と伊勢を分ける荷坂峠をかつての熊野古道沿いにゆっくり進む。
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Nikon D3撮影地 :
紀勢本線 紀伊長島~梅ヶ谷にて

見送る人、見送られる人。駅での出会いと別れはつき物。やはり笑顔で手を振られるとこちらも気持ちが高ぶってくる。
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紀勢本線 紀伊長島駅にて

山間の駅でしばらく停車。駅に降りる人たちは強い日差しを浴びながらゆっくりと駅舎に向かう。駅から人がいなくなると途端に静かになり、セミの鳴き声だけがホームに響いた。
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Nikon D3撮影地 :
紀勢本線 賀田駅にて

奇遇にも
紀勢本線全通50周年の節目に乗ることができた。三木里~新鹿間が開業したのが1959年、区間周辺の駅では50周年を祝う幕がたくさん見られた。
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Nikon D3撮影地 :
紀勢本線 熊野市駅にて

新宮からはJR東海エリアへ。キハ40に揺られてすぐ名古屋からの特急南紀と行き違い。同じオレンジ色のラインが好印象な車両同士だ。
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Nikon D3撮影地 :
紀勢本線 阿田和駅にて

ほとんどが単線な
紀勢本線では特急との行き違いもしばし見られる。普通電車も特急電車も統一感あふれるコバルトブルーのイメージカラーが
紀勢本線に良く似合う。
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Nikon D3撮影地 :
紀勢本線 三輪崎駅にて

電車に乗っていて目に付いたことが海に注ぐ川もまた水が澄んでいるということ。紀伊山地が豊かな自然に囲まれている証拠だろう。いつまでもきれいな水を維持してもらいたい。
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Nikon D3撮影地 :
紀勢本線 紀伊勝浦~湯川にて

紀伊半島をグルッと回るが海に至近するのは意外と少ない。だから海が近づくと余計にうれしくなってしまう。
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Nikon D3撮影地 :
紀勢本線 下里~紀伊浦神にて

太平洋に近いだけあって海洋をイメージした絵が目に付いた。駅の中にも沿線で見られる魚介類が水槽に入ってあったりと、それだけで海に行きたくなってしまうほど。
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Nikon D3撮影地 :
紀勢本線 周参見駅にて

特急の対向待ちのためしばらく停車、すかさずホームに降りて駅スナップ。南国らしい洒落た瓦屋根が印象的な駅舎だ。夏の青空にとても映える。
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Nikon D3撮影地 :
紀勢本線 紀伊富田駅にて

白浜駅に到着。観光地の玄関口でもある駅は駅員がアロハシャツを着て改札。南国に来た感じがして、そのまま電車に乗り続けるのがもったいないくらい。次回はやはり一度途中下車してみたい。
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紀勢本線 白浜駅にて

一度やってみたかった普通列車での
紀勢本線の旅。和歌山から津まで紀伊半島をグルッと一周する黒潮街道はやはり夏が一番の季節だろう。そして
紀勢本線の電車といえばこの阪和色の113系。すでにアーバン色に塗り替えられたと思ったがまだ現存していて、対向列車ながら対面できてうれしかった。
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Nikon D3撮影地 :
紀勢本線 紀伊新庄駅にて

宿泊していたホテルの屋上より撮影。帰宅客を乗せ、快速電車は今日も環状線を行く。
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大阪環状線 今宮~新今宮にて

夕陽の残照に赤く輝くオレンジ色の電車。昔ながらの国電の姿を見てどことなくホッとするのは私だけだろうか。
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大阪環状線 芦原橋~今宮にて

大正駅の両側にかかる四角い不思議な形をした橋梁、芦原橋側は木津川橋梁、そして弁天町側が尻無川にかかる岩崎運河橋梁。サイドから見るとその独特のデザインが印象深い。バックの大阪ドームなどの近代的な建物との対比もまた面白い。
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大阪環状線 弁天町~大正にて

水の都大阪、沿線にはいくつもの橋梁があるが、趣のある重厚な形をした橋梁も現存している。
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Nikon D3撮影地 :
大阪環状線 大正~芦原橋にて
大阪環状線福島駅は高架だが、駅のすぐ下には梅田からの貨物線があり、時折踏切を鳴らしてはゆっくりと貨物列車が通過することもある。と思ったらいきなり特急列車が来ることも。そう、新大阪から阪和線に直通する特急もここを通るからだ。
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Nikon D3撮影地 :
大阪環状線 福島駅にて

「大阪から福島まで2分」と非鉄友人に豪語しては、そんなことあるかい、と突っ込まれて楽しんでいた時もあった。タネを明かせば、大阪の次の駅は福島駅。もちろん東北本線ではない。
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Nikon D3撮影地 :
大阪環状線 福島駅にて

東海道本線との乗換駅、そして
大阪環状線の起点でもある大阪駅。駅構内の一番隅のホームはいつもひっきりなしにいろんな電車がやって来る。全線わずか20km弱の路線ながら大阪の顔と言っていいだろう。
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Nikon D3撮影地 :
大阪環状線 大阪駅にて