 今度は特急 とかちと普通列車との競演。こちらはどちらも国鉄型だ。険しい峠道をフルパワーで超えているが、新鋭のスーパー型特急の凄まじいエンジンには到底かなわない。特急車両は一足早く石勝路から撤退してしまうが、普通車両はまだしばらく安泰だろうか。 カメラ : Nikon D3撮影地 : 石勝線 新狩勝信号所にて
 石狩と十勝を結ぶスプリンター、 スーパーおおぞらと スーパーとかちが信号所にて競演。釧路まで走る スーパーおおぞらは増結対応で長大編成にて運転されることも多いが、逆に帯広までの スーパーとかちはコンパクトな基本編成のみ。 カメラ : Nikon D3撮影地 : 石勝線 新狩勝信号所にて
 趣のあるシェルターから飛び出してきた列車は新型車両キハ261系1000番台を使った特急 スーパーとかち。道東道の延伸開業もあり、マイカー対策として石勝特急の速達化を目的に導入された。宗谷本線スーパー宗谷とは形が異なり、こちらの方がスマートで速そうに見える。 カメラ : Nikon D3撮影地 : 石勝線 新狩勝信号所にて
 帯広から上り朝一となる特急 とかち。朝日を浴びて狩勝峠に挑む。長年走り抜いてきたキハ183系が同線の定期特急から姿を消す日も近い。 カメラ : Nikon D3撮影地 : 石勝線 新狩勝信号所~広内信号所にて
 暮れなずむ石狩川を渡る特急 オホーツク。札幌を出発して二時間半、ここから北見峠・常紋峠という 石北本線の難所を越えて終点網走まで向かう。網走まであと三時間、まだまだ長い道のりだ。 カメラ : Nikon D3撮影地 : 石北本線 東雲~上川にて
 晴れたり雨の降ったりの一日だったこの日の上川地方。スカッと晴れていたらこの列車は間違いなく愛山の大雪山バックの鉄橋に行くところだったが…。しかしこのような空だったので久しぶりに上川駅に向かった。駅舎がリフレッシュされていたのには驚いたが、ホームにある半ドーム形状をした屋根は健在だったのでホッと胸をなでおろした。 カメラ : Nikon D3撮影地 : 石北本線 上川駅にて
 朝方ロケハンをしていて立ち寄った上越信号所。実は初めて構内に入ってみたが、駅としてあった当時の木造駅舎が保線詰所としてそのまま残っていたので、ぜひ国鉄色をここで撮ってみたいと思いやって来た。この信号所へ立ち入るには車を停め吊り橋を渡らなければ線路にたどり着けず、まさに秘境の信号所。 カメラ : Nikon D3撮影地 : 石北本線 上越信号所にて
 かつて鉄道の要所として名高い遠軽駅も名寄本線の廃止から随分寂れてしまった。広い構内がもったいないと思うほど。スイッチバックしてダブルクロスオーバーポイントをグニャグニャと曲がる列車ももっと長い編成だったら面白かっただろうに。 カメラ : Nikon D3撮影地 : 石北本線 瀬戸瀬~遠軽にて
 今回 石北本線に出向いた理由の一つがこれ。「 オホーツク」の愛称が1959年の誕生から今年で50周年になるのを記念して運転されたリバイバル オホーツク号。懐かしい国鉄特急色を纏ったキハ183系に、これまた懐かしいヘッドマークを掲げて運転された。ヘッドマークのデザインは流氷の絵がある旧マークが「OK」表記の現マークより好きだ。 カメラ : Nikon D3撮影地 : 石北本線 常紋信号所~金華にて
 写した列車は特急 オホーツク1号。実はここで撮る前も奥白滝で撮影していたのだが、普通に国道を走っていたらいつの間にか追いついてしまったのでもう一枚。高速ではなく国道を走行していたにも関わらず車に追いつかれてしまう特急と言うのも…。 カメラ : Nikon D3撮影地 : 石北本線 安国~生野にて
 小雨の降る朝、中越信号所で列車を待った。通常なら下り貨物列車と上り特急列車がここで交換するはずだったが、構内の信号を見ると上りが青表示。どうやら貨物は運休らしい。画面右はかつて一日一本しか停まらなかった旧中越駅の駅舎。今は保線区員の詰め所として現存している。 カメラ : Nikon D3撮影地 : 石北本線 中越信号所にて
 電化区間の終点でもある琴平駅。ここで普通列車のほとんどは電車と気動車をそれぞれ乗り換える。本屋側ホームにはたくさんの風鈴が利用客の耳に心地よく入る。 カメラ : Nikon D3撮影地 : 土讃線 琴平駅にて
 阿波池田から乗車した琴平行き普通列車はスイッチバックの坪尻駅で上下特急南風を待つ。秘境駅として名高い構内は山々に囲まれ、踏切も警報機すらないのでいきなりやってくる特急には要注意だ。 カメラ : Nikon D3撮影地 : 土讃線 坪尻駅にて
 日本三大暴れ川の一つ、四国三郎吉野川を軽快に渡る。長いトラス橋が四国らしい風景だ。 カメラ : Nikon D3撮影地 : 土讃線 箸蔵~佃にて
 阿波池田駅に近づくと高校生の甲高い声が車内に響く。友達同士で学校のこと、勉強のことを話し合っているようで。それぞれの朝を迎えて学校へ向かう。 カメラ : Nikon D3撮影地 : 土讃線 車内にて
土讃線は吉野川を縫うようにゆるやかに走る。しかし意外と車窓から川面がきれいに見れる区間は少ない。ほとんどが線路と川の間に木々が生い茂ってしまう。 カメラ : Nikon D3撮影地 : 土讃線 豊永~大田口にて
 山間を進むと厚い雲の間から太陽が覗きこんできた。狭いホームで四国の列車同士が行き交う。対向列車は今までキハ58型だったが、残念ながら引退してしまい、現在はキハ32+キハ54の組み合わせとなっている。 カメラ : Nikon D3撮影地 : 土讃線 大田口駅にて
 高知始発朝一番の上り 土讃線に乗り込んだ。車内のほとんどは私と同じ青春18きっぷ旅行者だろう。まだ夜が明けた間近、しばらく停車する繁藤駅でしばし朝の空気を吸う。 カメラ : Nikon D3撮影地 : 土讃線 繁藤駅にて
 カメラ : Nikon D3撮影地 : 土佐電気鉄道にて
 カメラ : Nikon D3撮影地 : 土佐電気鉄道にて
 カメラ : Nikon D3撮影地 : 土佐電気鉄道にて
 カメラ : Nikon D3撮影地 : 土佐電気鉄道にて
 カメラ : Nikon D3撮影地 : 土佐電気鉄道にて
 カメラ : Nikon D3撮影地 : 土佐電気鉄道にて
 カメラ : Nikon D3撮影地 : 土佐電気鉄道にて
 夕方にもなるとただでさえ何も聞こえない秘境駅がさらに不気味さを増す。森のちょっとした物影やガサゴソといった音がやけに見えたり聞こえたり。新幹線はそんな不気味な雰囲気を一切感じずに峠を行き来する。 カメラ : Nikon D3撮影地 : 奥羽本線 庭坂~赤岩にて
 狭軌時代は北山林道から見えていた庭坂大カーブ俯瞰も木々の生長でまったく見られなくなった。それでも木々の間からどこか狙えないか、山をさ迷うとかろうじて見える場所を発見。崖っぷちに立ちながら、そしてやぶ蚊の攻撃に耐えながらやってくる列車を撮影。偶然にも引退間近の400系が、これまた偶然にも上り列車とうまい具合に離合するシーンを収めることができた。 カメラ : Nikon D3撮影地 : 奥羽本線 庭坂~赤岩にて
 いつの間にか夏の日差しもなくなり、どことなく秋の気配が漂うようになった。特に意識なく庭坂のカーブに向かって列車を待っていると、運良く400系が峠から下ってきた。もう残り二編成となってしまった 山形新幹線初代車両、完全に引退するまで可能な限り追い続けたい。 カメラ : Nikon D3撮影地 : 奥羽本線 庭坂~赤岩にて
 どこか沿線に夏の名残りを探していろいろさ迷ったが、板谷峠はどこも山深い緑ばかり。そうなると水を求めて川へ。板谷峠区間できちんと川と列車を一緒に撮れるといえばここぐらい。 カメラ : Nikon D3撮影地 : 奥羽本線 大沢~関根にて
 秋の気配が感じられたとはいえ、まだまだ夏の日差し。朝顔もまた青空に向かって映えわたる。 カメラ : Nikon D3撮影地 : 奥羽本線 関根駅にて
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