 3/11に起きた東日本大震災で大きな被害を受けた ひたちなか海浜鉄道。懸命の復旧作業を経て、震災から4ヵ月後にようやく全線で運転を再開。ささやかながら全線復旧イベントが行われ、湊線を支える多くの人々がここに集った。 Nikon D3 / AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED / RAW ひたちなか海浜鉄道 那珂湊駅にて
 木古内から峠を超えて、か細い線路を行き、霧の江差に到着。 江差線の終点江差駅でこの「北海道&東日本パス」の旅の一応の終着駅となるが、北海道新幹線開業後の 江差線末端区間の将来が全く不透明なだけに複雑な心境で列車から降りた。それでも5日間かけてほぼ全道の路線を普通列車だけで巡れたことは何よりも変えがたい贅沢な旅だったことは間違いない。 Nikon D3 / AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED / RAW 江差線 江差駅にて
 長時間停車を機に久しぶりに木古内駅を途中下車。ホームの隣では北海道新幹線の工事が急ピッチで進められていた。単行の普通列車と長大編成の貨物列車、そして青函特急「スーパー白鳥」が行き交う木古内駅が新幹線開業後にどんな変化が見られるのだろうか、今はまだ想像がつかない。 Nikon D3 / AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED / RAW 江差線 木古内駅にて
 道南の景勝地大沼公園、駒ケ岳も優雅に見える。特急が往来するだけに軌道も頑丈で、非力なキハ40型ながらスマートな走りで小沼湖畔を駆け巡る。 Nikon D3 / AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED / RAW 函館本線 仁山~大沼にて
 札幌から函館に向かうのに東室蘭回りにしようか、倶知安回りにしようか正直当日朝まで悩んだが、やはり往年の 函館本線の旅を楽しみたいと思い山線経由に。窓の空かないキハ150型だけに少々不満だったが、前面展望は逆に見やすい。かつてキハ80系「さよなら北海」号を撮影したことのある旧上目名のシェルターも久々に見る。 Nikon D3 / AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED / RAW 函館本線 熱郛~目名にて
 この日は午前中は札沼線、午後は移動して 日高本線の旅。苫小牧界隈は霧に覆われたが、列車が進むに連れて天気も良くなり絶好の車窓風景が延々と続く。前を向けば順光で青々とした海の色が、そして後ろを向けば燦々と輝く黄金の海原の色が。 Nikon D3 / AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED / RAW 日高本線 東町~日高幌別にて
 2012年夏に電化開業する学園都市線。旅をした2011年夏は石狩川橋梁から石狩当別にかけてはまだ電化工事の様子は見られなかったので、架線のない光景も見られた。しかし工事は順調に進んでいるようで、恐らく同区間も架線柱などが立てられていることだろう。このように黒煙上げて発車する列車の光景ももうすぐ見納めになる。 Nikon D3 / AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED / RAW 札沼線 石狩太美駅にて
 旭川から滝川へ、そしてバスに乗り換えて新十津川へ。このルートを使ったのは高校生以来約20年ぶり。そして新十津川から 札沼線で札幌を目指す。途中石狩月形駅では今なお現役のタブレットキャリアを持った駅員の姿が。ここ 札沼線末端区間は今もスタフ閉塞である。 Nikon D3 / AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED / RAW 札沼線 石狩月形駅にて
 稚内からの普通列車で出会った高校生たち。実はこの日の朝、稚内行きに乗っていて駅でスナップ撮影していたら撮ってくれ、といわんポーズをしてくれたので撮影。そして帰り道にも偶然出くわして、友人交えて車内で記念撮影。こんな出会いも旅ならでは。 Nikon D3 / AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED / RAW 宗谷本線 車内にて
 根室本線新得駅に並んで有名な駅そば。こちらは黒いそばで知られる。かつてはホーム上で営業していたそうで、恐らく天北線がまだ走っていた頃だろうか。残念ながらその頃は知らないが、往時を偲ぶように列車からホームを眺めながら食べる音威子府そばを食してみる。 Nikon D3 / AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED / RAW 宗谷本線 音威子府駅にて
 ご存知、 石北本線の難所常紋峠。北見側のトンネル出口は現在は休止状態の信号所もあり、シェルターで覆われているが、遠軽側は古くさいレンガ作りのまま。随所に生えた苔がトンネルの深い歴史を物語るようだ。 Nikon D3 / AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED / RAW 石北本線 生田原~常紋(信)にて
 看板列車快速「しれとこ」は途中駅の清里町駅で上下列車が交換する。双方一両のワンマン気動車ながらデザインも特急顔負けの立派なヘッドマークを掲げる。恐らくキハ183系特急列車に掲げても謙遜ないだろう。 Nikon D3 / AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED / RAW 釧網本線 清里町駅にて
釧網本線は北海道の鉄道でも屈指の人気路線。全体的に魅力的な沿線でもやはり釧路湿原駅は乗降客が多く、列車や駅舎をバックに記念写真を撮る旅人が見受けられた。 Nikon D3 / AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED / RAW 釧網本線 釧路湿原駅にて
 釧路から花咲線に乗り換えて終着根室を目指す。間もなく厚岸につく頃、時間にして19時過ぎの太平洋。列車の後方には残照と月明かりが。海からの冷たい風にめげずシャッターを押した。 Nikon D3 / AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED / RAW 根室本線 門静~厚岸にて
 「北海道&東日本パス」を使って久々の汽車旅。まず北海道に上陸して一番の目当ては「日本一長い距離を走る普通列車」として人気の 根室本線2429D。始発駅の滝川から終着釧路まで約8時間の旅。周遊きっぷだったらまず特急列車を使ってしまうであろう、この区間を敢えて一日かけて乗り倒すこの旅はある意味覚悟が必要だ。 Nikon D3 / AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED / RAW 根室本線 常豊(信)~上厚内にて
 日本海に沈む夕日をバックに 羽越本線普通客車をシルエットで狙った。リバーサルフィルムでシャッター一発切り。現在のようにデジタルカメラで適当にシャッターを空切りして露出をモニターで確認するなんてなかった頃、とにかく経験と勘で露出を設定していた。 Nikon FM2 / Ai Nikkor 135mm F2.8S / Fuji RDP 羽越本線 吹浦~女鹿にて
 鳥海山を望む有名な撮影地にて。まだ国鉄特急色の「いなほ」が当たり前のように走っていた時代。 Nikon FM2 / Ai Nikkor 28-85mm F3.5-4.5S / Fuji RDP 羽越本線 本楯~南鳥海にて
 作並駅で交換した秋田行きを狙った。この撮影地も秋になると紅葉のきれいな風景となる。残念ながらこの写真を撮って以来この場所には行っていない。機会があったら 仙山線もゆっくり撮ってみたい。 Nikon FM2 / Ai Nikkor 200mm F4S / Fuji RDP 仙山線 八ツ森~奥新川にて
 山形新幹線開業前、奥羽本線改軌工事中に 仙山線経由で運転された特急「つばさ」。何度か撮影したうちの一コマ。確か線路と並行に道路もあってサイドの鉄橋を撮ることができるが、これはその道路の脇の山を駆け上って山頂付近で撮ったもの。今も行けるのだろうか? Nikon FM2 / Ai Nikkor 200mm F4S / Fuji RDP 仙山線 八ツ森~奥新川にて
 一緒にいた友人らは列車の編成写真を撮るために土手に向かったが、ちょっとひねくれた私は一人河原でサイド狙い。 Nikon FM2 / Ai Nikkor 135mm F2.8S / Fuji RDP 奥羽本線 院内~横堀にて
 正直どこから撮ったのかまったく覚えていないのだが、友人と一緒に撮ったはずなので、そう山奥には入っていないようだ。写っている車両がキハ58なので快速「あがの」だろう。この時はまだ郡山~新潟間を直通していた。 Nikon FM2 / Ai Nikkor 200mm F4S / Fuji RDP 磐越西線 猪苗代湖畔駅にて
 会津若松始発の客車列車、確か1222列車だと記憶している。この日は運用の都合で ED77が重連でやって来る、と聞いて友人らと沿線に駆けつけた。当時板谷峠の交流機関車に比べて撮る機会の少なかった ED77、とりわけ重連の写真はそう多く持っていない。 Nikon FM2 / Ai Nikkor 200mm F4S / Fuji RDP 磐越西線 磐梯町~東長原にて
 列車の走っていないときは無性に抜海駅の待合室で時を過ごしてしまう。いつまでも残ってほしい駅だ。 Nikon D70s / AF-S NIKKOR 18-70mm F/3.5-4.5G / RAW 宗谷本線 抜海駅にて
 市街地のある南稚内から二つ手前の勇知駅にて。国道から離れているのでバスではなく列車が住民にとって大切な足となる。たった一両のワンマン気動車ながらその使命は大きい。 Nikon D70s / AF-S NIKKOR 18-70mm F/3.5-4.5G / RAW 宗谷本線 勇知駅にて
 今度は札幌へ向かう特急「サロベツ」がやって来た。振り子特急が全盛の北海道にあって負けじとハイパワーで丘陵地を駆け抜ける。 Nikon D70s / AF Nikkor 28-105mm F3.5-4.5D / RAW 宗谷本線 勇知~抜海にて
 札幌からやって来た特急「スーパー宗谷」。抜海の丘を抜ければもうすぐ市街地の南稚内、そして終着稚内だ。 Nikon D70s / AF-S NIKKOR 18-70mm F/3.5-4.5G / RAW 宗谷本線 抜海~南稚内にて
 この看板とともに記念写真を撮る人も多かったことだろう。新駅舎ではこのようなサインが簡略化されてしまったのが残念だ。 Nikon D70s / AF Nikkor 28-105mm F3.5-4.5D / RAW 宗谷本線 稚内駅にて
 列車に乗って稚内駅を降りると必ず立ち寄る駅構内の立ち食いそば屋。残念ながら旧駅舎の最後とともに営業を終えてしまった。 Nikon D70s / AF Nikkor 28-105mm F3.5-4.5D / RAW 宗谷本線 稚内駅にて
 新駅舎開業に伴い過去の風景となってしまった稚内駅。いかにも北の終着駅らしい重厚なホームが懐かしい。 Nikon D70s / AF Nikkor 28-105mm F3.5-4.5D / RAW 宗谷本線 稚内駅にて
 雨が上がって雲の隙間から日が射してきたので慌ててカメラバックから機材を取り出した。電車は来ないけど印象的な光景に出会った。 Nikon D3 / Ai AF-S Nikkor 80-200mm F2.8D / RAW 江ノ島電鉄 鎌倉高校前駅にて
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