石北本線で撮る「オホーツク」だったら迷わず常紋信号場へ向かった。考える人の行動は皆同じだったようで、ここだけでも多くの撮影者がいた。本線側ではポジで撮影し、信号場内へスイッチバックしてくる場面ではネガフィルムで撮影した。現在は交換設備としての機能が停止され、引き込み線の線路は生い茂った草に覆われている。
Nikon F2 / Ai
Nikkor 135mm F2.8S / ネガフィルム
石北本線 常紋(信)にて

本来特急運転のない
釧網本線にも「おおぞら」のヘッドマークを掲げて運転。時刻はもう夕方だったのでオホーツク海側では撮れず、釧路湿原で撮影。サルボかサルルンか迷った挙句後者の展望台より。
Nikon F2 / Ai
Nikkor 135mm F2.8S / ネガフィルム
釧網本線 茅沼~塘路にて

「おおぞら」運転日から友人と合流、レンタカーに乗せてもらい、早朝に急行「まりも」を撮影してから
キハ80系を待った。しかし天候が不安定で、どこで撮ろうか非常に悩んだ。ある友人は特急に乗って狩勝峠を目指したが、後から聞いた話だと土砂降りにやられたそう。対して私らは音別の丘で晴れ間の写真を無事ゲット!しかしそのまま白糠駅に行くと再び雨が。このさよなら運転は本当に天気との戦いだった。
Nikon F2 / Ai
Nikkor 135mm F2.8S / ネガフィルム
根室本線 白糠駅にて

函館~札幌間を千歳回りで運転された
キハ80系さよなら列車、長万部駅を境に函館側は「エルム」、そして札幌側を「北斗」で走行した。私は大沼で「エルム」を撮影後、続行の特急「北斗」で札幌入りし、桑園側の留置線から苗穂運転所に戻る「北斗」マークを回送ながら何とか撮ることができた。
Nikon F2 / Ai
Nikkor 135mm F2.8S / ネガフィルム
函館本線 桑園~札幌にて

確か現役時代は数年間だけ
キハ80系特急「エルム」が運転されていたようだが、「北斗」に統合消滅。この時のさよなら運転では寝台特急で使われていた絵柄のマークが掲出された。現在は寝台特急「エルム」自体自然消滅してしまったようだが、再びこのマークが見れる日が来るだろうか。
Nikon F2 / Ai
Nikkor 200mm F4S / ネガフィルム
函館本線 七飯~大沼にて

かつて北海道の気動車特急の礎となった
キハ80系がついに引退する時を迎えてしまった。当時高校生だった私はギリギリで間に合うことができ、何とかカメラに収めることができた。92年9月に運転されたさよなら列車は道内各線を巡りながら、懐かしのヘッドマークを付けるという企画。初日は大雨の降る中、わざわざ目名峠でひたすら列車を待ち続けた。
Nikon F2 / Ai
Nikkor 135mm F2.8S / ネガフィルム
函館本線 熱郛~目名にて

特急「雷鳥」の終着大阪駅に着くと斜陽が車体を輝かせていた。最近の電車には見られない重厚感がそこにはあった。
Nikon D200 / AF-S
NIKKOR 18-70mm F/3.5-4.5G / RAW
東海道本線 大阪駅にて