二泊三日の行程で中学三年生の修学旅行へ来ています。普通の中学生修学旅行なら京都が定番なのですが、この学校は数年前から岩手県へ。旧山形村を中心に久慈市が体験型教育旅行を受け入れていて、自然体験や産業体験などを行うものでなかなか充実したプログラムが売りです。
初日は東北新幹線「はやて」に乗って二戸で下車、そこからバスに乗って久慈市へ。そこまでは例年と変わらないそうですが、今年は生徒に東日本大震災の経験を語るプログラムも行われ、ホールにて津波の被害映像を見ながら防災学習会。そしてバスに再び乗って三陸鉄道陸中野田駅付近を見学。今春に運行を再開した真新しい線路と、そのそばに未だ残るガレキの山の対比の光景を目の当たりにした生徒たちは言葉を失っていました。それぞれが一年経った震災の現状を少しでも考えてくれることを願って。

生徒たちは初日は5~6人ぐらいのグループに分かれて旧山形村内の一般民家への宿泊、いわゆる民泊体験へ。これも教育旅行プログラムに組み込まれていて、東北の人のもてなしを直接感じることになります。貴重な経験ができてうらやましい!ちなみにカメラマンは先生たちと一緒に山荘へ泊まることに。
翌日からは各プログラムコースに分かれて自然体験や産業体験へ。この日の午前・午後そして翌日の午前と三パターンでそれぞれ見学や体験をすることに。まず私が向かったのは「内間木洞」。ここは洞窟の全長がとても長く、一般には公開していない貴重な鍾乳洞をネイチャーガイドの先導で探検するコース。話によると洞窟の内部はほとんど光も届かず電気もないので、私は入り口で軽く撮るのみ。機会があったらカメラを置いてでも探検したいのですが、いかんせん一般公開のない洞窟なので残念。

次に向かったのが、その洞窟からちょっと行った先にある「シャワークライミング」。ヘルメットと救命胴衣を着け、そしてジャージを着たまま川を遡り、崖から川へダイビングしたり、滝つぼへ滑り落ちたり、それはそれはアクロバティックな体験。もちろん終わった後はビチョビチョになりながらセンターに戻り着替えるのですが、いずれにしてもネイチャーガイドがいないとまず体験できないものばかり。こちらも撮影していて気持ち良くなります。京都の定番修学旅行よりずっと楽しい!
二泊三日の行程で高校生の課外活動の同行撮影。普段小学生相手がほとんどなので高校生(男子高)はどんなもんかと思っていましたが、いや~、みんなノリノリ!ちょっと前には普通にいたヤンキー系はいっさいおらず、初日から和気藹々と楽しく過ごしています。バス車内では乗り鉄クンと軽く鉄道の話で盛り上がったり、担任の先生もキャノンのデジタル一眼で本格的に撮ってはカメラ談義で盛り上がったり。なかなか高校も楽しいですね。
ちなみに集合時間はまさに金環日食まっただ中!これを見ようと日本中が賑わいましたね。残念ながら私は移動中だったため、カメラ機材一式持っていたにもかかわらず撮影することは出来ませんでした。皆さんが撮影してはアップされた画像をただただ恨めし…、いや羨ましがりながら見ていました。
そんなブームをよそに、宿泊地である白樺湖に到着。実は初めて来ましたが、なかなか良い場所ですね。小高い丘に上がってNikon V1で湖や白樺を軽くスナップ。こういった場所で散策するにはちょうど良いカメラです。

翌日は朝から見事な五月晴れ。新緑がまぶしいです。白樺湖のホテルを出発し、中央道を南下して小淵沢ICへ。途中小海線の線路が見えたり、見晴らしの良い展望台で甲斐駒ケ岳や富士山がきれいに見えて、撮りたい衝動に駆られましたが、残念ながらバスでの団体行動なので涙を呑んで通過…(泣)。
そしてそのまま小海線のJR最高地点脇を通り野辺山にある国立天文台へ。たくさんのパラボラアンテナがひしめき合っていてなかなか見応え十分。その敷地内で望遠鏡を移動するための線路もしっかり敷かれていて、ちょっとテンションが上がってしまったりして…(笑)。

今にも列車がやってきそうなシチュエーション。
それにしても二泊三日で高校生と生活を共にしましたが、彼らの飯の量が半端なく、よせばいいものをそれにつられて私も普段より大目のご飯を食べてしまってお腹がパンパン(笑)。帰ったら運動しなきゃな~。
今日は年に一回の楽しみにしていた体育大会の撮影が、未明の雷雨の影響でグラウンド状態が悪かったからか、晴天だったのに無念の中止となってしまいました。なので午前中からやることもなくダラダラと…。
さて、注文していた
Nikon D4の予備バッテリーが到着。もちろんカメラを買った時点で一台は付属していますが、やはり仕事で使うとなるとバッテリーは二台体制が何かと安心できます。特に私の場合、スタジオではなく外で使うことが多いのでバッテリーには気を使います。
実はD3の時、購入して二年ぐらいはバッテリー付属の一台のみしか持っておらず、その一台でこなしていたから消耗が激しく、何度となくバッテリーが無くなって撮影が出来なかったこともありました。今回はその反省を踏まえ、早めにバッテリーを二台体制にして交互に使っていくことにしました。そうすれば消耗も出来るだけ抑えられて長持ちして使えるでしょう。
それにしても、
D4を導入してから
XQDカード(16GB×2)、カードリーダー、そしてバッテリーと結構な出費…(汗)。
今年も日光修学旅行の季節がやって来ました。私は今朝から現地入りしましたが、一昨日から来ているカメラマンの話によると昨日の雨で結構滅入っていましたね。そのカメラマンもちょっとヘロヘロだったので、急遽クラスの多い学校を受け持つことに。電車から降りてきた子供たちも異様にテンションが高かったのでこちらも初っ端から全力のテンションで応対したのは言うまでもありません(笑)。

そして183系国鉄特急色の修学旅行専用電車に乗ってきたご一行を日光駅で出迎え、バスに乗って華厳の滝や戦場ヶ原ハイキング。今日は昨日の雨天とは打って変わって晴天に。途中のいろは坂の新緑が本当にきれいで、とてつもなく撮りたい衝動に駆られました。今度の日曜日とかわたらせ渓谷鉄道でも行ってみようかな~?

こんな時でしか味わうことのできない湯葉料理。ごちそうさまでした!
何やら明日の予報は午後から突風が吹くような下り坂とか。ご一行は午後の電車で帰るので、それまで天気はもつでしょう。私はそのまま東京練馬へ打ち合わせに行かなければならず…(汗)。
4月28日から始まった「
湊線開業4周年記念イベント」の一環で行われた写真展「鉄道写真家たちが見た情景」。昨日をもって無事終了することが出来ました。会期中にお越しになったお客様は、記帳ベースで270名様、総計で推定500名様以上にお越し頂きました。本当にありがとうございます。
今回出展したメンバーは写真展ベテランの方から初めて写真展に参加する方まで様々で、しかしそのアンバランスさがあまり感じられない展示になったかと思います。もちろん至らない点や反省すべき点などいろいろありますが、ご来場の方々の反応を見ていると上々だったのではないでしょうか。
思えば、去年から鉄道写真家有志で始めた「チャリティー写真展」、第三回の会場となった那珂湊駅では
ひたちなか海浜鉄道の皆様や
湊線応援団の方々のバックアップがあって、大成功を収めることが出来ました。ここから鉄道会社や応援団、そして地域の方々との交流も芽生え、今回の写真展への参加とつながりました。
私が有志を募って立ち上げた鉄道写真家集団「
Railway Graphic D.E.F.」 も、こうやって自分たちの写真が鉄道や地域に元気を与えることが出来、そしてその地元で食べたり飲んだり泊まったりと、微力ながら地域経済に貢献できたりすることに喜びを感じているのではないでしょうか。例えば写真展を開催することによってお客さんが列車を使って会場まで来ていただき、その地域のおいしいお店でご飯を食べて、そして泊まって。さらにその地域が好きになってリピーターになってもらえるような。その地域の鉄道を通じた地域活性のために写真で出来ること。ひょっとしたら「
D.E.F.」というグループはこのような活動がベースになっていくのではないか、と青写真を描いています。もしどこかで企画があればすぐにでも動けるようにしたいですね。

写真展が終わった夜、中根の山桜がきれいな場所で地元のご好意により慰労会に招かれました。その会場へ向かう途中、きれいな月が輝いていたので、
湊線の列車と一緒に撮影。すべてのイベントが終わった開放感からくるお酒の美味さときたら…。ちなみに、前身の茨城交通が開業して今年で99周年ということは来年は100周年!さっそく来年のイベントの参加打診もあったような…?

今日からGWも後半戦。あいにく雨天となってしまいましたが、皆さまはどこかへお出かけしているのでしょうか?
先日から始まった「
Raiway Graphic D.E.F.」 主催の写真展も今日から後半が始まりました。あいにく出展メンバーはほとんどおらず、お世話になっている「
湊線応援団」の方に任せっきりですが、あいにくの荒天となってしまった本日も多くのお客様に見に来ていただけたそうです。本当にありがとうございます。
ひとつお間違いのないよう注意していただきたいのですが、最終日は6日ではなく5日です。また5日は15時までとなっておりますので、よろしくお願いします。ちなみに私は本日は一日中部屋でネガ整理。明日は
山形鉄道へ出向きます。友人の写真家
米屋こうじ氏と「D.E.F.」メンバーの永山(ビスマルク田中)氏がそれぞれ開催している「木造駅舎での写真展 」に行ってきます。西大塚駅は去年
第一回チャリティー写真展を開催した場所。あれから一年、いろんな思い出のある駅だけにあの時の記憶がフラッシュバックしてくるでしょう。どんな写真展なのかとても楽しみです。