 昨日をもちまして、「 北海道鉄道情景 ~Railscapes~ 衣斐 隆 写真展」が無事終了いたしました。会期中、多くの方々にご来場いただきまして、また、FacebookやtwitterなどのSNSにて御感想やメッセージなどいただきましたことを厚く御礼申し上げます。 本日午前中に搬出作業のため一週間ぶりに会場を訪れたら、ありがたくも多くの差し入れをいただいたり、芳名録もほぼいっぱいに記帳していただきました。遠くは札幌市をはじめ東北や関西、中国地方からもいらっしゃって、本当に感謝しきれません。 ユニバーサルカラーさんも、これほど多くの方が来ていただき、会場に置いてあったブックレットをご覧になって、ゆっくりと会場内の写真空間を堪能しているのもそう多くないとのこと。写真家冥利に尽きる言葉でした。 大学を卒業する時以来となる個展、現時点で精いっぱいの作品を提示しました。ひょっとしたら要望のある札幌でのアンコール展も考えています。それと同時にグループ 写真展への参加や自身の次へのステップとなる 写真展を企画、構想を描いています。それがいつになるかはまだ分かりませんが、また近いうちに必ず 写真展を開き、写真家 衣斐隆の世界観を出していきたいと決意しました。今回の 写真展を通じて得た自信を必ず次に活かしていきたいと思います。仕事も含めて更に精力的に活動したいと強く感じました。 最後に改めまして、会場に来ていただいた方々、本当にありがとうございました。遠方や仕事の都合で来られなかった方々も含めまして、厚く御礼申し上げます。
ついに東急 東横線渋谷駅地上ホームの歴史が終わりました。いつも思うことなんですが「もっときちんと撮っておけば良かったな~」と終わってから後悔してしまうんですよね。いや、どこまでが「きちんと」というのかは自分でもよく分からないのですが。 コンデジなどでテキトーには何度も撮っているのでそれなりに 渋谷駅を写したカットはあります。じゃあ自分のきちんとした機材でガッツリ作品撮りすればそれで良かったのか、と言われるとそうでもなく…。何か今になって自分の線引きに迷っているところです(笑)。実際、駅だけでなく川沿いの風景や山手線を跨ぐ鉄橋など撮れず終いになってしまったのは本当に後悔しています。 結局のところ、自分が日常の鉄道情景とどう関わっていくかが大きな課題なのかな、と。当たり前の風景がいつの間にか当たり前でなくなることも良くあります。これを教訓に「日常を走る鉄道」の空気感をもっと貪欲に意識していきたいですね。 このカットは昨日の最終日、電車が発車した直後に撮ったもの。車止め付近は人だかりで非日常的でしたが、どことなく日常的な一シーンを捉えられたかな、と思います。  東急 東横線 渋谷駅にて Nikon D4 / AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED
東日本大震災から今日で二年。亡くなられた方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます。この二年、自分は何をしてきたのか。復興に何か役立てているのか?いろいろ考えさせられる一日です。 一つ考えついたことは、やはり自分は北海道と同じぐらい東北が好きなんだ、と。ならばもっと現地へ行って、美しい風景を写真に撮って、そしてそれを知らない人々に伝えることが自分の使命なんだなと改めて感じました。ちょうど今北海道の鉄道情景ををテーマにした写真展を開催させてもらっていますが、やはり皆さんの口からは「北海道にもこんな風景があったんだ」とか「北海道の自然の厳しさが伝わる」とか「北海道に行きたくなるね」とか言ってくれます。ならば次は東北でしょ?同じことを東北に向けて取り組んでいきたいと強く思います。それが何年後になるかは分かりませんが、必ず形を見せたいです。 ちょうど、先日ホームページに公開した「 東北鉄道風土記」を改めて見返すと当時通い詰めた東北の人々の絆を思い起こします。この写真は確か2005年ごろ撮影した八戸線陸中八木駅付近の朝焼け。水平線付近はまだ霞んでいましたがその後きれいな旭日が顔を出しました。その朝日を浴びて清々しい気持ちになれた一日のことを今も覚えています。 まだまだ被災地は復興の視界が霞んでいるように思いますが、それでも確かに希望の日は射しています。「復興」ではなく『福光』というイメージでこの写真を選びました。被災地に幸福の光が隅々まで照らしますように!
 「衣斐さん、せっかく個展を開くのだからオープニングパーティーぐらいやりなよ!」 打ち合わせをしている時に写真展会場のユニバーサルカラーさんから提案され最初は戸惑った私。13年ぶりの個展ですが、いかんせん勝手がわからず、私ごときが恐れ多くもパーティーなんてやって良いものかと思ってしまいました。そもそも自分が主賓になること自体考えられず、相方も昔「私たちが結婚披露宴やってたら新郎がカメラ持って動き回っちゃって、私一人でケーキカットさせられちゃう!」と言われたほど(笑)。それほどイメージは湧きませんでした(実際入籍のみで披露宴すらやらなかった…)。 それでもプロ写真家となって初の個展、多くの期待もあって何とかやらさせてもらいました。会場内での立食形式で行うので20~30人前後しか呼べず、大々的に告知をすることが出来ず、Facebookでのみの告知となってしまいました。いろいろ不手際があったことをこの場を借りてお詫びいたします。それでも自分の写真仲間をはじめ、多くの方が参加表明をしていただき、中には初めてお会いする方も。そして恐れ多くも 日本鉄道写真家協会猪井会長が差し入れ付きで会場へ足を運んでくださり、勿体なくも締めの挨拶までしていただきました。二次会、三次会も含め時間が許す限り仲間たちとの交流を深め、貴重なお話もいただき、忘れられないオープニングパーティーとなりました。本当に良い仲間たちと巡り合うことが出来た、と実感。これを糧にまた新たな決意で頑張っていきたいと思います。ありがとうございました。
写真展「 北海道鉄道情景 ~ Railscapes~」も初日から多くの方に来ていただき、一枚一枚ゆっくりとご覧になっていただいています。本当にありがとうございます。また会場に置いてあるブックレットも丁寧に見ていただいているので連日お客さんが常に会場にいらっしゃる状態。これには会場を提供していただいている ユニバーサルカラーさんも驚いています。ありがたいことです。 今日もいろんな友人や写真家の方がいらっしゃいましたが、その中で駆けつけてくださったのがミュージシャンの オオゼキタクさん( wiki見たら歳一緒だったことが判明!)。ご存知中井精也さんの 写真展でのテーマソング「ほのかたび」を歌った鉄道系シンガーソングライターで、先日ニューアルバム「ひばり」を発売されたばかり。そのオオゼキタクさんから恐れ多くもそのニューアルバムをプレゼントにいただくことが出来ました。さっそくCDプレーヤーにかけてゆっくり聴かせてもらいました。 聴きながら思い浮かぶのが去年秋の「Railway Graphic D.E.F.」 写真展。彼が最終日の最後に会場へ駆け付けてくれて生演奏を披露してくれたのですが、歌を聴きながらいろんな想いが交錯して思わず号泣してしまいました(メンバーの誰かが動画を録っていたので賄賂を渡せば見られるかも?)。あの時と同じく歌のプレゼントをいただき、CDを聴きながらふとそんなことを思ってしまいました。ミュージシャンもフォトグラファーも伝え手があって、受け手があって、それぞれのコミュニケーションが存在する。作者の思いがあって、思い描く景色があって作品作りをする。やはり自分は写真家として伝えていく使命があるんだな、と改めて感じました。早くも次の 写真展への情熱を燃やして頑張らねば! ◎ オオゼキタク「ひばり」特設ページ
いよいよ、 写真展「 北海道鉄道情景 ~ Railscapes~」初日を迎えることになりました。 初日ながら多くの友人に来ていただき、またホームページやFacebook、twitterを見て来た、という方もいらっしゃって、本当にありがとうございます。長く滞在していただいたこともあって、自分が独りになる時間が全くなく、ほとんど立ちっぱなし、しゃべりっぱなしといううれしい悲鳴を上げさせてもらいました(笑)。 今週は毎日在廊しておりますので、写真を見ていただくのはもちろん、この機会にいろいろお話しさせていただければ幸いです。皆様のご来場をお待ちしております。 http://www.ebitks-photo.net/railscapes2013/railscapes2013.html
いよいよその日がやってきました。13年ぶりの個展初日を迎えます。 色校を済ませ、案内状を出し、今更バタバタする必要もないと思いのんびり過ごしていたらいつの間にか前日になってしまったというオチ。挨拶文や撮影データなど貼りパネカット作業とか面倒なことを一番最後に取りかかるという、学生時代から変わってないな~、と自己嫌悪。まさに夏休みの宿題を8月下旬からやり始めるパターン(笑)。 あの頃を振り返ると、9割以上がモノクロ写真。写真展が始まる前日まで暗室にこもり、焼いては差し替えたりして写真を組み替えたり。水洗だけ済ませアパートに持ち込んで相方と夜な夜なパネル貼り作業とかやって、搬入当日にスポッティングをやって会場に持ち込んだことはいつものこと。学生時代の集大成の個展では卒業式当日まで暗室にこもっていました。その後の流れは上記と同様(笑)。 まあこうやってブログを書く余裕があるということは、とりあえずすべて準備は終わったようで、ホッとしながらビールを飲んでいます。13年ぶりの個展、しかも学生時代過ごした札幌ではなく東京での開催。どのぐらいの方が来ていただけるか正直全く未知数なところ。これだけやってトータルで100人も来なかったりするかもしれません。それでも現在の立ち位置を確認する意味で、良い機会なのかもしれません。当たって砕けろ、さあドンと来い! なお、明日は午前中搬入作業のため、午後オープンとなります。また、今週は8日金曜日まで毎日在廊しております。どうぞ多くの方がご来場いただけるよう願っています。そして友人にもこんな写真家の写真展がやってるみたいだよ、と情報拡散していただけたら幸いです。 それでは、会場でお会いしましょう!
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