
北海道の大地から長年通い詰めた路線がまた一つ、消えました。深名線、ふるさと銀河線、そして
江差線。
津軽海峡に面する街から山深い峠を越えて、日本海へ通じるルートは短い距離ながらも四季折々様々な表情を見せてくれました。特に日本海に沈む夕日はこの路線の代名詞といっても良いほど。
きちんと撮影で訪れたのは実質3年ほどでしたが、それなりに作品を残せたと自負しております。また江差町在住の旧友辻晴穂氏と一緒に撮影する機会も多く、お互いに撮影地の情報を交換したり、思い出話を語りだすときりがありません。学生時代に深名線を失った時の悔しさはないものの、町長から運転士へ花束贈呈式の撮影中から気持ちが高まり、最終列車(木古内への回送列車)が目の前で長い汽笛を聞いたときはさすがにこみ上げてくるものがありました。

そして翌日。渡島鶴岡駅付近の踏切に柵が敷かれて、木古内駅近くにある踏切で江差へ向かう分岐点のレールが剥がされている現実を目の当たりにしてようやく廃線になってしまったと実感。無くなった鉄路(
江差線)、これから出来る鉄路(北海道新幹線)、そして現役の鉄路(津軽海峡線)をこの一枚に凝縮してみました。いずれ、このレールの輝きは失せ、錆びて、そして撤去されることでしょう。ここに「
江差線」という路線があったことをどうか忘れませんように!
私が参加している奥会津写真家集団「
写好景嶺」(←「しゃすけね」と呼びます)。この公式ホームページ、及びFacebookページが本格運用を開始しました。
ここにも記載されておりますが、来る5/30~6/29の約一ヶ月ほど、東京青山にある「
秋山正太郎写真芸術館」にて
只見線を支援する大々的な
写真展を開催することになりました。詳細は改めてお伝えしますが、まずはホームページ、及びFacebookページをよろしくお願いします。
http://okuaizu.syasukene.jp/(ホームページ)
https://www.facebook.com/syasukene(Facebookページ)