 さまざまな「旅」のかたちをテーマとする「 はこだてトリエンナーレ2019 -みなみ北海道を旅する芸術祭-」。先月末に開幕して約三週間旅人たちと楽しんできた芸術祭もいよいよ本日が最終日。旅の終着駅を迎えてしまいました。 そんな中嬉しいお知らせです。茂辺地 北斗星広場での展示が大きな反響とご好評を頂き、9月1日(日)まで延長させていただけることとなりました(土日祝10~15時まで)。 先日急遽開催した上原稔さん、ウリュウユウキ君との「旅人雑談」でも多くの方に来ていただいて大変感謝しておりますが、鉄道車両の中で「鉄道の旅」をモチーフにした私たちの作品がここまで皆さんの心に残ってもらえるとは望外の喜びです。 同じく 北斗星広場までの足でもある 道南いさりび鉄道の緑のディーゼルカー車内の石川潤さんの展示も、同じく9月1日まで延長となります。また、函館市街地会場の一つ、カフェ プランタールも8月3日(土)まで延長となりました。 たくさんの、そして一人ひとりの旅人に、私たちのメッセージや思いが届いていることを、引き続きその旅を続けることができることを本当にうれしく思います。この夏のあなたの旅の中で、もう一つの車窓の風景とぜひ出会って下さい。残念ながら私はもう会場に出向くことはございませんが、引き続きよろしくお願いいたします。 https://shinhakodate.com/2019/
 先月末開幕した「 はこだてトリエンナーレ 」茂辺地 北斗星広場の会場は残すところあと4日となりました(7/14(日)・15(月祝)・20(土)・21(日)最終日/10〜15時)。「北斗星」安住の地で、車窓を動かし続けるような作品を作りました。 せっかくこうした車両の中で作品発表の場を設けていただいたので、急きょ明日15日11時半からはウリュウユウキ君と上原稔さんとの3人で「北斗星」ロビー室にてトークイベントを開催します。とは言っても堅っ苦しい話ではなく、あくまで雑談形式。題して「旅人雑談」(←そのまんまやんけ!) 。 この3人はNPO法人北海道を発信する写真家ネットワーク「 THE NORTH FINDER」のメンバーであり、去年末「SAPPORO PHOTO」でもトークイベントをやらせていただいた写真漫談家トリオ。口下手な私はともかく、お二人の流暢な話術で旅の脱線話が大いに盛り上がること、間違いなし!北海道在住の皆さん、フラッと道内に足を運んでみてはいかがでしょうか?
「 はこだてトリエンナーレ」のオープニングも無事終了。私は昨日函館を発って札幌へ。せっかくなので久々に 札沼線を札幌駅から 新十津川駅まで乗ってみようと思い、連日の移動で疲れ切った体に鞭を打って早朝の列車に乗り込みました。いかんせん終点の 新十津川駅まで行く列車の最終列車に乗るには札幌駅を朝7時前に出発しないと間に合わないもので…(-_-;)  石狩当別駅から乗り込んだ新十津川行きの列車はワンボックスに一人か二人の乗車率。でも通勤や通学等で利用する地元民はみんな 石狩月形駅で下車。それより先はみんな旅人!停車時間が長いので皆さん思い思いに写真を撮っていきますが、私は何度も訪問しているので軽めに。でもこの駅表示の趣のある木製看板は念を入れて撮影。  そして列車は一日一本となる浦臼駅以北へ。この区間でいちばん好きな駅、 於札内駅は撮らないわけにはいきません。ここの錆びた駅看板も 札沼線の大切なアイテム。  終点の 新十津川駅では駅近くの保育園児たちのお出迎えがありました。日によっている日といない日があるようですが、やはりいてくれると嬉しいです。そして駅舎の傍らにはアジサイが咲き始めていました。駅の案内板によると 札沼線ラストランまであと310日とのこと。来年アジサイが咲く頃はもう後方に列車はいません。そしてこの駅舎はそのまま残るのでしょうか? 札沼線新十津川駅から函館本線滝川駅までバスでワープしました。下りホームにある自動販売機がまた良い味出しています。「いい日旅立ち」なんてキャッチフレーズ、今の若い人はひょっとしたら知らないのかも…(-_-;)? (※新十津川町と滝川市とのバスの往来については下記URLを参照) http://www.town.shintotsukawa.lg.jp/hotnews/detail/00001781.html そしてこちらも久々に 留萌本線へ。ホントは 札沼線と同じくスナップ撮影に勤しもうかと思っていたら、途中の恵比島駅( 明日萌駅)から旅番組かと思われる取材班が乗り込んできたため遠慮しておとなしく過ごしていました(笑)。
みなみ北海道を旅する芸術祭「はこだてトリエンナーレ」が本日より7/21まで、道南函館市をはじめ北斗市や木古内町など、第三セクター道南いさりび鉄道沿線を中心とした近隣の市町村で開催されます。私も函館市地域交流まちづくりセンターと茂辺地北斗星広場の寝台特急「北斗星」車内にてそれぞれ写真展示として参加いたします。   まずこちらは函館市電十字街電停近くにある「函館市地域交流まちづくりセンター」。ここで札幌の写真作家であり長年の友人であるウリュウユウキ君と合同で写真を展示。2006年に今は無き札幌市写真ライブラリーで二人展「Railway Story」をやって以来です。こちらではA3ノビのパネルを16枚展示。会期中9;00から21;00まで毎日開館しております。 函館市地域交流まちづくりセンター… http://hakomachi.com/  次に道南いさりび鉄道茂辺地駅近くにある北斗星広場。こちらはウリュウ君と同じく札幌の写真家、そして「 THE NORTH FINDER」のメンバー上原稔さん(三人合わせて写真漫談家トリオ)をゲスト作家として招いて、北斗星車内で写真展をすることになりました。ソロ室とカルテット室にそれぞれ写真パネルを壁面に貼ったり寝台に置いたり。一部では実際に寝台に寝転がって見られるブースもあります。 なお北斗星広場ですが、開館日時が期間中土日のみ(10;00~15;00)となっているのでお気をつけください! 函館市や北斗市など、公共交通機関を使っての移動でしたら、共通フリー乗車券「はこだて旅するパスポート」があります。一日用と二日用があり、JR北海道函館~森間、函館バス、函館市電、道南いさりび鉄道が乗り放題になります。こちらもチェックしてみてください。 https://www.hakobura.jp/info/coupon/11080.htmlそして、他の作家さんの展示場所、および詳細は公式サイトをご覧ください。多くの皆さんが旅をしながら芸術作品に触れてくれることを願っております。 https://shinhakodate.com/2019/
 6月末から開催の「 はこだてトリエンナーレ 2019 ~ みなみ北海道を旅する芸術祭~」に先立ち、みなとみらい線 横浜駅B2F南北連絡通路にてサテライト展が開催されます。題して「ヨコハマに旅する芸術祭」。開港五港である函館と横浜の縁が、このようなかたちでつながりました。 函館の本祭でもご一緒する ウリュウユウキ君、 上原稔さんと共に展示します(いずれも北海道を発信する写真家ネットワーク「THE NORTHFINDER」メンバー)。全国有数の乗降客数を誇る 横浜駅での展示。ここを行き交う一人ひとりの”旅人”に、ぜひ足を止めて見ていただけたらと思います。 ちなみに基本的には会場は展示のみで出展者はおりませんが、最終日15時からは紀あささんによる手回しオルガンの演奏も実施。函館のこどもたちが横浜の森康祐さんと一緒にワークショップで作った動画の紹介も予定しています。  5/18(土)〜26(日) みなとみらい線 横浜駅B2F南北連絡通路(駅営業時間中常時開放) https://shinhakodate.com/2019/news/making/hakoyoko1/なお、6月末から開催の「 はこだてトリエンナーレ 2019 ~ みなみ北海道を旅する芸術祭~」の詳細はまた別途お知らせいたします。どうぞよろしくお願いいたします。
空前のGW10連休は家族と東北旅行へ。その途中、福島県と山形県の県境栗子 峠のペンションで「平成」から「令和」への歴史的瞬間を迎えました。そして新しい「令和」の時代でのファーストカットは 板谷峠で 山形新幹線となりました!あいにくの曇天でしたが良い記録となりました。  Nikon D5 / AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8E FL ED VR 奥羽本線 板谷~ 峠にて  Nikon D5 / AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR 奥羽本線 赤岩~ 板谷にて  Nikon D5 / AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8E FL ED VR 奥羽本線 大沢~ 関根にて
平成31年4月30日。ついに「平成」という元号最後の日を迎えることになりました。 昭和64年1月7日、当時私は中学二年生でした。昭和天皇崩御という重苦しい中、鶴見線昭和駅に行った記憶があります。券売機でキップを買いましたがその後紛失。まあキップコレクターではないのでさほど気にせず。 しかし学年が一つ上がり、高校受験が控えている中、鉄道情報誌の特集を読んで行きたくなった場所。それが 板谷峠でした。忘れもしない平成元年10月22日。朝一番の東北新幹線で福島駅に降り立ち、 奥羽本線427列車に乗り越えて赤岩駅を目指しました。その日は多くのジョイフルトレインがやってくるだけあって、多くの鉄道カメラマンが集結。そこで知り合ったメンツに触発されて 板谷峠の魅力に惹かれ、高校進学してから何度となく 板谷峠に通い出す始末。その後友人たちに北海道の鉄道写真、とりわけ 深名線の情景に魅せられて大学進学の地を北海道に選んでしまったほど。つまり私の撮り鉄人生は平成元年に初訪問した 板谷峠全ての原点ということになります。名物だった四駅連続スイッチバックが廃止され、EF71やED78なども撤退し、そして 山形新幹線が開業してからも、原点である 板谷峠通いは今日まで続くことになります。 私にとって「平成」という時代での鉄道写真は広く浅く、ではなく狭く深いものでした。恐らく「令和」へ時代が変わってもこのスタンスは変わらないでしょう。鉄道写真人生30年を過ぎて、写真業界もフィルムからデジタルへ。そしてミラーレスへと変革していっています。時代に取り残されないように、新しい時代もさらに頑張っていきたいです。 画像は平成元年10月22日、初めて 板谷峠へ行く際にEF71を撮ったファーストカット。 Nikon EM / 奥羽本線 庭坂駅にて(1989.10.22)
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